カタカナノナマエ
同じことを書いてあっても、認識可能な速度は、漢字>ひらがな>カタカナ、だそうで。
別に、表意文字と表音文字の違いだのという論を待たずとも、経験的・直感的にそうだろうなぁくらいは誰でもわかるわけですが。
だから、というわけでもないですが、カタカナの人物名等、固有名詞は覚えられませんorz。
いや、固有名詞が覚えられないのは漢字でも同じですが、それでもなんとなく字面で判断して人物や場所が違うんだな、というくらいはわかるわけですが……これがカタカナ名となると、なにがなにやら。
(ただし漢字が多すぎてもこれはこれで皆同じように見えてくるので困りもの。やはり漢字と仮名の混在比率が重要か)
これは本読みには結構、致命的だと思う……。
ファンタジー系ライトノベルに出てくるような日本人が付けた(ある意味パターン化された)カタカナ名前ならまだしも、実在の人物名や翻訳だと……もうだめ。
巻頭または巻末に固有名詞紹介を義務づけて欲しい気分です。
自分で一覧表を作れ、という意見もありますが……作業的にはある意味面白そうではありますが、それは一般的な読書の楽しみとは微妙にずれたところにありそう。とりあえず、別の趣味として置いておいて。
現実問題として、人物や地名が出てくるたびにメモしていたら、読書としてはリズムが崩れっぱなしではないですか(紹介があってすら、いちいちそのページをめくる必要があるのでペースが乱れるというのに)。
というわけで、現在、塩野七生氏『ローマ人の物語』(文庫版)に苦戦中。
塩野七生
『ローマ人の物語4 ハンニバル戦記[中]』
新潮文庫
ISBN4-10-118154-3 ¥438(税別) 平成14年 7月 1日発行 平成17年 9月 5日十一刷
タイトル通り、古代ローマが中心となっているので、上記の問題はもろに効いて来ます。
同時に、『年表が読めない』『地図が読めない』等の駄目スキルも持っているため、話の筋を追うのも一苦労。
その上、会社行き帰りの電車内で読んでいるので……細切れ過ぎて読み戻ることしばしば。
帰省中に読もうとしたら、読みかけの[中]を忘れてしまうし。
全巻読破はいつのことやら……。
通勤時間中に読むのは短篇集かエッセイ集、せめて軽めの小説に留めるべきだよな……というのはわかっているわけですが、にもかかわらず読んでいる、ということは結局魅力があるわけで。
これだけの(自分にとっての)マイナス要素が揃った上で、なお読ませる塩野氏の文章の魅力には、素直に脱帽といったところ。
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