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2006/02/08

過去に'はまった'スイーツ

はまったというか、はめられたというか……過去に経験した、スイーツにまつわる悲喜交々(おおげさ)。

あ……

そう、あれは幼稚園か、小学校低学年の頃のこと。
近所のケーキ屋さんで、ちょっと変わったチョコレートが売られておりました。

ちょうど、塊の大きなチョコを、ハンマーで砕いたような感じ(というより実際そうしていたのかも)。そんなチョコが、数個をビニール袋に詰めておいてある。
正式名称は忘れましたが、仮称、かち割りチョコ(ちょうど、夏の甲子園なんかで売られているかち割り氷の、氷がチョコに置き換わったようなので)。

値段も安かったし、量も満足。あまり甘くなくて(なんか砂糖を使っていないとか説明を受けた気がするけど)ビターな感じがお気に入り。というわけで、お小遣いをもらうと買いに走っていたわけですが。

このチョコ、大きさもそれなりで、しかも固いので、普段は前歯で削るようにして食べていたのですが。やっぱり、そういう食べ方だと、なんとなくみみっちい感じがする。ほら、板チョコとか、がぶっとくわえて割って食べるのが粋じゃないですか(そうか?)。

ある日、袋の中に手ごろな大きさのモノが入っているのを見て……魔がさした私は、我慢できなくなり、つい、がぶりとそれに噛みつき……『ガリッ……ザラッ……え?』。

それから。乳歯が生え替わるまで、ちょっとだけ欠けた前歯が、紅顔のアクセントとなったのでありました。

器って、大切です

普段はあまり気にしないですが、食べ物って、盛られている器によって、大きく印象が変わりますよね。こころなしか、味まで違ってくる気がする。

大学時代。サークルの打ち上げなんかでよく利用していた喫茶店。キャパが大きかったので、参加者が多いときも安心(とはいえ、新歓コンパの後で、幹事さんが『今から百人ほど行きます』と連絡を入れたときには、さすがに電話の向こうで店員さんが引きつっている感覚が伝わって来たそうですが)。

で、何故かそのサークルの打ち上げでは、チョコレートパフェを大量に注文するのが恒例。大体、参加者の三分の一から半分くらいが頼むでいたわけですが。

さぁ、大変なのは店の方。なにせ、一度に30とか50とか注文を受けて、それが全部チョコパだったら……(笑)。

あるときは、入れ物が足りなくなったらしく、ビールのジョッキや、ついにはマグカップに入ったチョコパフェが……。

あの一種独特の容器に盛られたものを想像して待っていたら、出て来たのがマグカップに盛られたチョコパだったら……そのギャップはなかなかインパクトがありました。みな、大笑いでしたねぇ。

そういうびっくり?

同じく、大学時代。サークルの合宿でよく利用した某駅。ここで昼食の後、いつも喫茶店に入ってお茶するのが恒例だったわけなのですが……。
そこには、とても気になる名前のパフェが存在しました。その名も『びっくりパフェ』。

いくたびに仲間内で『いったいどんなのが出てくるんだろう』などとわいわい言いながら、メニューの中では飛びぬけた値段だったこともあって、普通のパフェをつついていました。

でも、あるとき。いつまでも想像だけしていても仕方がない。ここは一発、奮発してっ!と勇気を出して頼んでみたのです。

『お待ち下さい』といい置いて去る店員さんを横目で見ながら、『どうする?バケツみたいなのに入って出てきたら?』などと話をしていたわけですが。

やがて再度店員さんがテーブルに訪れて、一言。『すみません、こちらは販売中止になりまして』……『・・・え?』

……そういう方向のびっくりとは思わなかったなぁ。

春巻?

ところ変われば品変わる、とはよく言われること。

1999年の8月、生まれて初めて(もしかすると最後かも?)の海外旅行でトルコに出かけた私も、そのことを実感としてかみ締めておりました
食事もしかりで、日本とはずいぶんと違う食べ物が普通に食べられていることに感心したり驚いたりしながら旅程を楽しんでいました。

その途上、昼食を取るために入ったドライブイン。そこはカフェテリア形式で、好きなものを取ってまとめて精算するようになっていました。

並んでいるものをいろいろと見て取り分けているとき、ふと、皿の上に2つほど載っている棒状の食べ物が目に留まりました。
太目のマジックペンくらいの大きさで、白くて薄い皮で巻いたような形。一見、中華の春巻そっくり。
一番最後の方に、デザートと並んで置いてあったのがちょっとひっかかったものの、ものめずらしさも手伝って同行のうちひとりと私はこれを選択。

さて。さぁ、いったいどんな味?と思って、口に運んでみたところ……『ぐえぇっっ!』

思わず大声で叫びそうに。なぜなら……甘かったんですよ、ものすごく。なんというか、言葉で表現できないくらいの絶甘。
砂糖の塊……なんだろうけど、普通の砂糖を直接食べたって、こんなに甘くはないぞっ!

結局、知人は一本の半分ほどでダウン。私も、一本半ほど食べるのが精一杯。

確かに、トルコの人は甘党が多い、という話は聞いてはいましたが。『あの』甘さを日常的に味わっているのだとすると、日本の甘党とは全然違う次元の話しだなぁと妙に感心。

ちなみに土産物屋で買ったお菓子は、そんじょそこらの日本のスイーツに比べれば激甘でしたが、あの『春巻』ほどではありませんでした。いったいあれ、なんていう名前のお菓子なのかなぁ。

……それにしても、お題の趣旨にはそぐわなかったでしょうか。なにせ『一押しスイーツ』ですものね。

トルコは距離的に遠いし、大学時代は時代的に遠い。よく利用したあの喫茶店も在学中に閉店してしまいました。
『びっくりパフェ』もメニューから消え(あの喫茶店自体もまだあるのかどうかもわからない)、小さい頃の近所のケーキ屋さんは既に無い。

これらをお勧めしようとしたら、飛行機はともかくも、タイムマシンまで必要となってしまいますね。

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