夕食を食べながら
本日の夕食は、久しぶりに中華(っぽいもの)。
生大に、チャーシューメンに、水餃子に、酢豚を頼んで……あれ、と思った私。
- 水餃子にもいろいろあるんですね
-
まず、軽い驚きを感じたのは、水餃子でした。
実は私、今まで水餃子といえば
『どんぶりの中にスープが入っていて、焼いてない餃子浮かんでいるもの』だと思って疑いませんでした。実際、これまで食べた水餃子は全てそのタイプだったんです。
これを、箸でほんの少しだけほぐし、透き間からスープをたっぷり染み込ませてから口の中に入れて……意外としっかりとした皮の歯ごたえと、ほろほろと崩れる具の舌触りを楽しみ、具に染み込んだスープをゆっくり味わう……。今回も何の疑いもなく、そんなものを期待して頼んでみたら……出て来たのは。
『普通の餃子の皿にのせられた、でもさすがに焼き跡はついていない、妙にプリッとした感じがちょっとかわいい感じもする餃子』(え、これが水餃子?)
と、内心ちょっとしたショックを感じつつも、おそるおそる口に運んでみたところ……お、これはこれで、なかなかいけるじゃないですか。
燒餃子とも、いままで思い込んでいた水餃子とも、また違った味わい。
実はタレ自体は燒餃子と同じものだったにも関らず、別の食べ物として楽しめました。
とくに、見た目を裏切らないぷりぷりっとした歯触りがお気に入り。また、たまに頼んでみよう。 - 酢豚に付きものなモノとは……?
-
「酢」というものはどうも苦手です。
普段食べるようなもので嫌いなものは?と問われれば、まよわず『酢の物』と答えるほど。
特に、蛸や烏賊、ワカメの入った酢の物になると、子供の時なんかは拷問を受けている思いでしたし、今でも食べるのに一苦労。自分から頼んで食べようなんて絶対思いません。そんな私ですが、なぜだかわかりませんが酢豚だけは好物。中華料理屋さんでは結構な頻度で注文したりします。
で、その酢豚ですが……今日頼んだ酢豚も、おいしいのはおいしかったのです。ま、別に普通の中華料理屋さんなので、絶品とまではいいませんが、ふつうにおいしかった……でもなぜか感じる物足りなさ。これはなに?
……ちょっと考えてみて、思い当たりました。
自分は、無意識のうちに『パイナップル』を探していたのです。そういえば最近、中華料理で酢豚を頼んで、パイナップルが入っていた覚えがありません。
以前は結構な頻度で入っていたと思うのですが……お店のみならず、中・高時代、知人のうちにお邪魔して夕食をご馳走になったときにも、酢豚が出て来たらパイナップルは必ずといってよいほど入っていた気がしますけど……。いつから、パイナップルは酢豚のつきものではなくなってしまったのでしょうか?(いや、単にローカルルールだっただけかも知れないのですが)。
私は、あの一種ミスマッチな存在感と、酢豚全体にうすく広がる特有の甘酸っぱさ(もしかしてあれで酢の味が緩和されていたから小さい頃から食べられたのでしょうか)、周りに染み出したせいで空虚になった味と独特の歯触り、といった感じが妙に好きだったのですけれど……大半の人は
(なんでパイナップルなんて入ってるんだ?)
という違和感の方が強かったのですかね(どなたかのエッセイでそんな話を読んだ気もします)。だから、自然に淘汰されていった、のでしょうか。
こうなってくると、懐かしささえ覚えますが……今後の偶然の出会いに期待すると致しましょう。
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風柳さんの食日記?ですかねw
そういえば、パイナップルが入った酢豚見かけませんよね。
この日記読んでて、懐かしくなりました♪
私も母の作る酢豚には、確かパイナップルが入ってましたよ。
兄はきらいみたいで、必ず残してたっけ・・・
私は逆に好きでしたけど・・・・
酢の物、お嫌いなのですか。
私はその逆で、酢が大好きですよ・・・・w
お酢は体にいいんですけどね・・・拷問を受けている思いをされるのでは、
かえって風柳さんには、体に良くないかも?ですね。
投稿: ろんちゃん | 2006/04/28 10:07