本を買うときの複雑な心境
『映画は映画館で見るものよ』とは怪盗アマリリスの言葉だったようにも思いますが、私的には『本は本屋さんで買うもの』。
基本的に目で見て手にとって、いいと思ったものを買いたいので、今日も出会いを求めて書店を彷徨うのです。出版予定をあらかじめ調べておくなんて、邪道といっても過言ではありません(註:過言です)。
その出会い……なんですが、自分の意志で選んでいるつもりでも、結構知らず知らず書店の思惑にのせられてしまうことがあるもの。
ディスプレイの仕方によっては、その書店独自のベストセラーなんかも作られるみたいです。
やっぱりなんだかんだいっても、顔がこちらを向いている(=平置きされている)本と視線があうもの、なんですよね。
新刊やその店の売れ筋の本は、大抵平置きされているので、どうしても目が行きやすく、必然的に衝動買いの確率も上がります。
ま、それはそれで良いのですが、そちらだけに目を奪われてしまうため、その横に縦置き(背表紙だけが見える状態)で並んでいる本を見過ごしやすい、という問題が。
例えば、作者が同じ新刊が複数同時刊行されるような場合で、比較的メジャーなものだけが平置きされていて、それ以外は縦置きされているような場合……ついつい縦置きの方を見過ごしてしまって平置き本だけを買って帰り、中に挟まれているチラシなんかで他の新刊の存在に気がつくも、後日行ったときには既に売り切れ……なーんて状況が発生すると、泣くに泣けません。
『負けた……』という心境になってしまいます。
出版予定を予め調べておけばほとんど防げることだったりするのですが……そうすると、出会いの新鮮さ、みたいなものが薄れる気がして、なかなか踏み切れません。
ま、平置きの目くらましにも誤魔化されずに、縦置きの方で良い出会いがあったときには『勝った!』(なににだ)というまた別の快感もあるものですし、ね。
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