ツールを作る側は対象に与える影響をどこまで気にするか?
例えば、道具=自動車、対象=環境(負荷)の関係です。
考えもまとまっているわけではないので、思いつくままつらつらと。
- サイト主の演出意図に対する影響
CSSやJavaScriptやFlash等を駆使して見栄えをよくしたり、画像や写真・文章などを順番に意味を持たせて配置したり、『続きを読む』機能で期待を持たせたり、ちゃんと自分のサイトに来てほしいのでRSSはタイトルのみや概略配信にしたり、広告をクリックしてほしいのでページを分割して表示機会を増やしたり、サイドバーに注意書きを掲示したり、引用先に気遣ってわざとリンクにはせずにURLを書くだけに留めたり……といったさまざまなサイト主の意図は、各種ツール類によって達成されないことに。自作のに限れば、『Yin and Yang』『ぴくとぽっぷ』『URL→ハイパーリンク変換』なんかはそれ系だし、そもそもブラウザ標準の機能で意図通り表示されないとか、関連機能をオフにしたりとかすることも出来ますしね。 - サービス提供元に対する影響
例えばココログフリーの広告のようなもの。
あれは規約上、消したりすることは禁止されていますが、意図的に消すようなスクリプトを誰かが作って「ご利用は自己責任で」と配信した場合、悪いのはあくまで使った人、という扱いになるのでしょうかね?
ましてや、閲覧者のブラウザ設定やユーザスクリプトによって消されるのなんて、コントロールしようもないでしょうしねぇ。テレビやレコーダといったものはほとんど利用しない人なのでよくわかりませんが、CMカット機能付きのものなんかは、問題無いものなのでしょうか。あとは、掲示板といったシステムに対して、見栄えや使い勝手を変えたサイトを独自に提供したり、巡回ツールを作ったりといったものですね(特に、元ページ上は表示されている広告や各種関連サイトへのリンクを削ったりするようなもの)。自作ので言えば、『みんなで解決!広場』フレーム版かな(あ、ちなみにこれは、ニフティさんにはメールにて了承を得ています)。 - サービス利用者に対する影響
特に不特定多数が利用する"場"を対象としたツール/サイトですね。
例えば、見た目を変えたことにより、受ける印象まで変えてしまう、といったこととか。はてブを某掲示板風や某SNS風に表示したりといった類。自作だと、『はてブニコす』もかなぁ。あと、自作のものでいうと、【ココログ】はてなブックマークコメントを個別ページにさり気なく表示するスクリプトについては、facetさんより得られる反応が普通のコメント欄と一緒になっちゃって、つまらない
という意見を頂きました。
で、その後、『はてブコメントに対し、はてなハイクでリプライするGreasemonkey/SeaHorse』を使ってしばらくやり取りを行っていたんですが、これはなんとも場違いというか、我ながら空気読んでない感ばりばりでしたね。ハイクを選んだのは、はてなIDさえ持っていればだれでも書込めて、しかもURLの指定が容易だったから、なんですけどね。それに提供元が『気軽に何でも書き込めるミニブログです。』と宣言している以上、別にこういうのがあってもいい……と開き直るにはユキチが足りない。