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2008/05/22

『無断リンクはやめて』という人にはしない方向で

『無断リンク禁止』とか『ソーシャルブックマークしないで』とかいうサイトをみかけると、えてして「いやなら公開しなければいいのでは?」とかいう反論で盛り上がったりするのがネットのお約束のようなのですが……少なくとも「されたくない」という意志を明示する権利と、その意志が見て取れたなら尊重する程度の柔軟性はあってもいいのでは?と思う次第。
「無断リンク禁止とかいうくらいなら、公開しなければよい」という意見は、「写真を撮られるのがいやなら、顔を出して出歩かなければいい」とか「(画像や文章、ソースコード等のリソースに対して)ネット上で公開しているんだから、無断で使用していいんだよね」という考え方とあまり変わらないような気がするのですけれど、後者のような意見をおおっぴらにいう人が比較的少数なのは、『肖像権』や『著作権』という比較的メジャーな概念(とそれについての法令による規制)があるからなのですかね。
前者に関しても、同じような概念があってもよいと思うのですが。
といっても、別に法令化しろということではなく。『お願い』と、それを見た人の『良識』に期待する程度の関係でいいんじゃないかなと思いますけどね。
あくまで『強制』ではなく『お願い』レベル。法令で義務化するようなことでもないでしょうし、法令化されないと守れないというような人は、ちと品格がない……というか、たとえ法令化されていたって無視する人は無視するんですよね。
結局、そういった『お願い』をきいてもらえなかったとしても「そういう人もいる」くらいの感覚でいるのが、精神衛生上いいかもしれないです。
で、インフラ側にも、ユーザがそういった意志を容易に表明でき、また訪問者にも知覚しやすい仕組みがあればよいのかなと。
サイトのトップページからリンクしたところに注意書きがあって『初めて来た人は一度ご覧ください』とか書かれていても……見ないことも多いのでは?別に悪気がなくても。
ブログのトラックバックやコメントはユーザの意志で受付可不可を選択出来るものが大半だし、検索エンジンによる情報収集に対しても、robots.txt や rel="nofollow" なんかである程度意志を表明することはできるわけで。
だったら同様に、簡単な設定で、無断リンクやブクマについて『ご遠慮ください』というのを、訪れた人にわかりやすく示す手段が用意されていてもよいと思います。
例えば、特定の属性のついたタグが埋めこまれている Web ページについては、ブラウザやソーシャルブックマークサービスの提供サイドで注意を促す、とかね。
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の『ゴールデンルール』の項では、
自分がしてほしくないことは人にもしないというのは品格のある生き方の基本です。
のように書かれていますが、まして、『人がしてほしくないと明言していることはその人にはしない』というのは、品格以前の当たり前のこと、といったところではないでしょうか。
そして、人の好みはさまざまなので、自分が嫌だと思うことは他人もそうとは限りません。ですので、嫌なことは嫌だと表明しておく、というのも、その人にとっての当然の権利でありましょう。
だからといって、なんでもかんでも「嫌」「禁止」といって権利を振り回したり、逆に表明がないからといって好き勝手してよいのだなと解釈したり、というのは、とても品格があるとはいえない行為でしょうけれど(笑)。
というわけで、極論はなるべく避けてくださいますよう、お願いしておきます(笑)。

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コメント

> 「写真を撮られるのがいやなら、顔を出して出歩かなければいい」
webで公開するのはほぼ確実に読まれる/見てもらうのが目的ですが、出歩くのは写真を撮ってもらうのが目的であることは少ないはずなので、全く違うと思います。
むしろ、無断リンク禁止の方が、人混みの中で、「私の顔をみるな」と要求しているようなものではないでしょうか。

著作権でいうと、引用は無許可でよいと法律で決まっていますし、引用元へのリンクであれば、引用元を明記するという正当な引用の要件であって、禁止する方がおかしいのでは。

「人がしてほしくないと明言していることはその人にはしない」にしても、「リンクをするのに許可を要求されるのは嫌だ」と明言している人には無断リンク禁止するのはおかしいとうことにもなります。

>嫌なことは嫌だと表明しておく、というのも、その人にとっての当然の権利でありましょう。 
ならば、『無断リンク禁止』に反対意見を述べる側だけが柔軟性がないとか非難されるのも変な気がします。

一応私は自分のサイトで『無断リンク禁止』反対を宣言しましたが、引用/出典の著作者が私の宣言を知らないとおもうので、原則としてURLを書いてもリンクにはしないようにしています(コメントはURLが勝手にリンクになってしまいますが)。

技術的にはrefererで制限すれば気に入らないサイトからはリンクとして機能させないようにはできると思います。

https://furyu.tea-nifty.com/annex/2008/05/post_e726.html
に書いたように、
「『無断リンク禁止』はおかしいと理詰めで散々言われているのに納得しない人というのは有る割合で存在するので、そういう人もいるという前提で振る舞った方が合理的」
というのが私の思考です。

以下、その前提で。

| webで公開するのはほぼ確実に読まれる/見てもらうのが目的ですが、出歩くのは写真を撮ってもらうのが目的であることは少ないはずなので、全く違うと思います。

確かに、並べて書くには適切ではなかったですね。
『読まれる/見てもらうのが目的』という前提(意識)が無い人もある割合では存在するみたいで、そういう人にとってみたら同じようなものか、ということではあったのですが。

| 無断リンク禁止の方が、人混みの中で、「私の顔をみるな」と要求しているようなもの

そう思いますよ。ただ、そう要求(と書くと強制力がありそうなので、文中では『お願い』としていますが)するのは自由かと。
そして『私の顔をみるな』とプラカードなりに書いて掲げている人が居たら、私なら(わざわざ「公共の場でそういう要求はおかしい」といちいち抗議はせずに)、目をそらします。
#撮影会なのに『撮らないで』と主張する人がいたら、ああそうですかとスルーします。

| 引用元へのリンクであれば、引用元を明記するという正当な引用の要件であって、禁止する方がおかしいのでは。

同様に、無断リンク禁止宣言されているなら、そもそも言及(引用)しない、という方向に傾きます。
どうしても言及(引用)したい場合には、要望に沿って許可を取るでしょう。
#リンク禁止を主張するようなサイトで、そこまでしたいと思うような内容があるかどうかはわかりませんが。それ程の魅力があるのなら私も、許可を取るついでに『無断リンク禁止なんてナンセンスですよ』くらいは忠告するかも。

| 『無断リンク禁止』に反対意見を述べる側だけが柔軟性がないとか非難される

反対意見を述べることを非難しているわけではなく(というか、私自身『無断リンク禁止』はナンセンスだと思いつつ)、反対意見をいくら言っても聞き入れない人が現実に一定の割合でいるのだから、それを前提のアプローチがあってもいいのでは?という主張です。
#としては、本文の書き出しがちょっとまずかったですね。

| refererで制限すれば気に入らないサイトからはリンクとして機能させない

どちらかというと、閲覧側の利便をはかる(無断リンクはやめてという要望に気付かずリンクして、予期せぬ面倒に巻き込まれたりするのを防止する)のが目的なので、これだとちょっと。

無断リンク禁止問題に関しては、「無断リンク禁止」とか「無断リンクしないで下さい」宣言すれば、宣言した方は一切責任無くさらにリンクを制御できるのだと勘違いする人が出現する事が問題だと考えます。「無断リンク禁止」を宣言した人に配慮すれば、必ず勘違いする人が出るでしょう。それは閉ざされた空間だと勘違いしているmixiでの犯罪暴露問題を例に挙げるまでも無く自明です。

「無断リンク禁止とかいうくらいなら、公開しなければよい」というのは、「無断リンク禁止」を宣言してもリンクは制御できないし、公開したものの責任を負わなくても良いということではないから公開しなければ良い、ということです。つまり、いたずらに「無断リンク禁止」と宣言するのは無責任だという話です。

もちろん、「無断リンク禁止」を考慮したアプローチもあってもよいですが先ずは公開したものは誰にでも見られる状態にあるし、公開する側にも責任があることを啓蒙する必要が先ずあると考えます。「『無断リンク禁止』はおかしいと理詰めで散々言われているのに納得しない人」は確かにいますが、あまりに無責任ですし彼らに迎合する事が合理的だとは思えません。

lastline さん、はじめまして。

無断リンク禁止の問題点に関しては、おっしゃるとおりだと思います。

難しいのは、
| 先ずは公開したものは誰にでも見られる状態にあるし、公開する側にも責任があることを啓蒙する
という点ではないか、と考えます。

・既に無断リンク禁止宣言している人に対して、『それは正しくない考え方であり、無責任だ』と正論を持って理路整然と諭そうとしても、聞き入れられる可能性はかなり低いように思われる。

・(少なくとも現時点のネット上で)そういったことを啓蒙する文章を目にするのは、自身がある程度意識的に調べるか、偶然目に止まるか、(既に『無断リンク禁止』を宣言してしまった後で)閲覧した人から注意されるか、といった機会であり、事前に啓蒙される機会はかなり限定される。

こういった障害が解決されない限りは、記述したような手段も有りかなと思う次第。

将来的には教育の場でそういった啓蒙が行われるなど、ネット上の常識が一般常識になることを期待したいところですが……。

ちなみに、啓蒙ということに関して言えば、最初は本文中の
> 訪れた人にわかりやすく示す手段
のくだりに、『設定をしようとすると、無断リンク禁止の問題に関して一通りの説明があり、これを承認しないと設定出来ない』とか書いていたのですが、そういう説明はなかなか読まれないし、あまり効果はないか、と削った経緯もあったりします。

> 同様に、無断リンク禁止宣言されているなら、そもそも言及(引用)しない、という方向に傾きます。
> どうしても言及(引用)したい場合には、要望に沿って許可を取るでしょう。
正当な引用は許可なくできる権利を放棄することになるので、そもそも言及(引用)しないというのは、私はやりません。
リンクは引用そのものではないのでリンクにしないでURLを記述するにとどめるのは実践していますが。

「無断リンク禁止を『お願いする』」仕組みということ自体はいいと思いますが、正論が通じない人には「なんで下手に出て『お願い』しなければいけないのだ」という反発を受けそうです。

SNSの本部やブログサービスを提供する側が、そのサービスを使おうとする人間にサービス開始時に簡単なレクチャーをしてくれれば助かるんですけどねぇ。「無断リンク禁止」を言い出す人間は自分の部屋に道路を引いて来たような感覚なんでしょう。

実際は自分が自動車に乗って公道に乗り入れたような物だと思ってもらえれば、自分の好き嫌いが通る場所かどうか納得してもらえるような気もするんですが。

こういう意見の方がいらっしゃるって結構新鮮です。なぜならサイト長いことやってきましたが、「無断リンク」はしないでとサイトに書いたりすると不愉快になられる方がいて、「get.nu」を使ってつるしあげた経験があります。2CHとかはまず読んでいただけず、さらし者にされる事が多かったです。無断リンクって言うと言葉がきついので、お手数ですがメールでご連絡下さいってのも駄目なようです。

某プロのイラストレーターは「リンクフリーですが必ず連絡下さい」と変な事が書いてあるのですが聞いた話だとHPは営業をかねているそうです。でもミクシィとかウィキペディアとかは無視してバンバンそこのサイトに貼ってました。リンクを貼るのって貼る側の自己満足的な面もあると思うので、貼られる管理人さんがやめて欲しいならしない方がいいのですが、貼る人的には関係ないでしょうし強制できないでしょう。(管理人さんは無断で貼られているのを発見したら不愉快になるだろうから、友達になりたい場合は別)

管理人さんの方にも事情があるかも(芸能人の同人サイトとかは自分のサイトを守らなくてはいけないし)しれないのでサイト説明を読んで管理人さんが嫌だと思っているならやめるのがいいかな、と思います。が、私の経験上そんな事を書いた管理人さんはお客さんから顰蹙をかったり攻撃される可能性があることは覚えておいた方がよいかもしれません。

某サイトにリンクを貼られたら問題がある客が殺到し続けるので、新しくサイトを作った際に勝手に登録していくタイプのリンク集からのリンクはやめて下さい、とTOP上部に赤字で書いておいても某サイトは遠慮なく貼っていくのでもう諦めました。

指摘があったので訂正します。
> 著作権でいうと、引用は無許可でよいと法律で決まっていますし
正確には、著作権法では引用を許諾する権利は定められておらず、引用の要件にも著作者(権利者)の許可は含まれていないという状態ですので、
「法律では引用に許可は必要とされていない」
です。
> 正当な引用は許可なくできる権利
これも、「引用して利用することができる」という規定なので、権利ではなく、正当な引用は許可がなくても合法、という程度です。

ただ、厳密には「公正な慣行に合致」という条件があるので、作者の許可を得るのが慣行とならないように努力しないと無許可引用が違法になる可能性はあります。

リンク単体は引用ですらなく、著作権法では許可も禁止もされていない状態ですが、リンクはweb(http/html)のもっとも基本的な機能なので規制されるのは、公表された著作物の批評禁止に相当するような重大な制約だと思うので、リンクされるのが嫌という感情を持つ人が存在するのは理解できますが、リンク制限はwebの性質上あきらめてください、というしかないです。
私の感覚ではリンクされるのが嫌というのは、公表した作品が批評されるのは嫌というのと同じようなものに見えるので、営業だからとかサイトを守るためとか言われても納得できません。リンク単体でも引用である、という方向にもっていって、正当な引用になっていなければ著作権侵害、というのであればまだ納得できますが。

webの本質とかの話は私の独自の発案ではなく、
http://www.w3.org/DesignIssues/LinkMyths.html
の内容を間接に知っての受け売りです。

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» 人の嫌がることはやって良い? [ネットでのつまらない話]
『無断リンクはやめて』という人にはしない方向で - 風柳亭 - 別館:書庫のある庵 『人がしてほしくないと明言していることはその人にはしない』というのは、品格以前の当たり前のこと、といったところではないでしょうか。 こういう意見が出るとすぐ「お前が嫌がるのは俺が... [続きを読む]

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